原点回帰🏥縁がある人にはまた会える。

こんにちは、はなです。

先日、前に勤めていた病院の人と沢山会う機会がありました。私が1年目〜3年目までお世話になった外科部長が定年退職されるということで、ホテルを貸し切っての大々的なパーティーでした。

f:id:hanalife2:20190303235039j:image

2019年3月、現在転職活動中の私、今後の方向性が決まっていない。なんとなく、昔の仲間たちに会うのが怖かったのです。

 

なぜなら、自分だけが、医療の最先端から抜けた気がしてしまっていたから。

 

新人時代を過ごさせてもらった外科病棟。仕事がつらくて、『辞めたい』と思っては常に言っていたけど、あまり本気では思っていなかったあの頃。目の前の患者さんに一生懸命だったあの頃。がむしゃらに、走り回っていたあの頃。怒られたりぶつかったりしたけど、喉元過ぎれば熱さ忘れるとはこのことで、今は結構いい思い出しか残っていません。

特に飲み会が激しい部署だったのですが、私は幸いにもお酒が飲める方だったので、楽しく過ごさせて頂きました。

 

部長を20年勤めあげるとは、どんな偉業なのでしょう。まだまだ若手医療職の私には想像が付きません。

部長に向けて、某番組をもじったお祝い動画が作られてましたが、手術件数は5000件以上にものぼるとのこと。『これだけ人を救ったら絶対に天国行けるよね...』なんて先輩と話していたりしました。

 

そのパーティーでは、私がまだひよっこだった時からお世話になった先生たちや、今も医療の最前線で頑張っているナースの先輩、後輩たちにたくさんお会いしました。結婚したり子供がいたり、ライフステージが変わっている方もちらほら。でも何よりも驚きなのは、多くのみなさんが病院を辞めずに続けていることでした。

 

すごいなぁ...

 

私はナイーブすぎて1年でドロップダウンしてしまったチームリーダー職を何年もされている方もいれば、さらにその上の役職についている方も。異動して別の部署で頑張っている方もいらっしゃいました。

 

すごいなぁ...🥺(2回目)

 

病棟での仕事はハードだったけど、間違いなくやりがいはあったし、医師看護師コメディカル全ての周りのレベルも高い環境でした。切磋琢磨しながら培った戦友?のような関係は本物で、今でも気軽に話せる同期の先生もいるのは誇りです。

 

昔の仲間に会うのが怖かった、大きな理由はひとつ。私自身がまだ自分の選択に自身がなく、周りと比べてしまうからです。私は自分自身が『病棟から脱落した人』という想いが拭えない部分がありました。

そんな私を少し救ってくれたのが、一緒に働いていた研修医や先輩たちからの『また戻って来ておいでよ』という言葉です。自分のことを認めてもらえるということは、何よりも変え難い喜びだったりするものですね...。

 

時は流れは早く、どんどん、当時働いていた頃の自分を知っている人は減ってしまうのでしょう。それでも、縁がある人にはきっとまたこうやって会える、と分かった出来事でもありました。

 

辞めたからって世界が終わるわけないし、続いていく。私は私の道を愛せるように、自分の選択が正解だったと思えるように、今日も前に向かってもがきます。

 

 

それでは、また。